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おうちにかえれたね
 
 
【2007/07/16 02:03】
 
 
土曜日の朝のことでした。東海地方は台風が近づいてきていて、なんとなく落ち着かない日でした。
実家の母親から、飼っている犬が居なくなったと不安げな声で電話がかかってきました。
実家も多頭飼いをしているのですが、居なくなったコは室外犬、それも中型のMIXで15歳を超えていたかもしれない、老犬でした。
目も見えているのか、耳も聞こえているのかあやしいもんでした。

母親の話では、夜はよく寝ていたので多分朝方に家を抜け出したのだろう、と。つないでいたリードが途中から千切れていたようです。家の敷地からは、そのコが這いつくばって、やっとの思いで出れるような隙間がたった一箇所だけありました。

父親は車で少し遠くまで、母親は近所を歩いて小雨の降る中を捜していました。少し前まではお散歩にもなんとか行っていましたが、ここ数日は立って歩くのもままならないくらいの状態だったようです。警察にも早々に届けたとのことで、事故にあったなら連絡が来るだろうし、何よりこの雨の中をどこかでへたばっていないかと思うと少しでも早く見つけてあげたいという気持ちでいっぱいでした。

ワタシも子供たちと一緒に車で近所を探しながら、実家に向かいました。捜し疲れてぐったりしていた母親の話を聞いていると、電話が鳴りました。ちょうどお昼を少しまわったところでした。

「・・・そうですか、どうもありがとうございました、お世話掛けました」
と言う母親の声は少し震えていました。

警察からの電話でした。

自宅から1km弱の交差点で車にはねられて亡くなっていたそうです。
警察に遺体が届けられたので迎えに来てほしいとのことでした。

その後両親がそのコを警察へお迎えに行き、一晩をおうちで過ごして翌朝、八事霊園へ送っていきました。ワタシたちは淡いピンクの花束でそのコを送りだしました。

歩くのもやっとだったコが、そんなに遠くまで、しかも雨の中をトボトボと歩いていたと思うと胸が痛みます。少し痴呆の症状も出ていたし、何を思って家を抜け出したかはわかりません。飼い主の不注意だと言えばそうなのかもしれません。

そのコは父親がまだ自営業を営んでいた頃、工場の番犬として近所からもらってきました。従業員のおばちゃんたちにもかわいがられていましたが、父親が引退してからは自宅にお引越ししてきたのです。しつけの「し」の字もしてない、シャンプーや獣医さんは大嫌いという典型的な「昔のイヌ」でした。キレイにお手入れしてもらってる室内のコたちと比べると、他人の目には「ほっとかれてかわいそうに」というふうにうつってもしかたがなかったかもしれません。
でも、そのコは確実にうちの「家族」で、キッチンの横の犬小屋は確かにそのコの「居場所」でした。

飼い主さんとの関係が濃密すぎるために、「分離不安症」や「犬勢症候群」が増えている中で、そのコは何をするでもなく、ちゃんと自分の「居場所」を作っていたのです。

母親は「とにかく見つかって帰ってきてくれてよかった」と涙ながらにつぶやきました。


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